何もしない。何も考えない。
仕事場の打合せテーブルに座ると、空が見えます。
碧色に淡く輝き、雲は刻々と流れ、一日の終わりには夕陽が射し込み 壁を朱に染めます。
ガラス窓を通して聞こえるのは、風にそよぐ木々の葉音。
陽射しを受け、うす緑に包まれた樹と青い空を ぼーっと眺めて 穏やかに何も考えないで過ごす、ひととき。 気持ちが、心が丸くなりだんだん小さくなって 点になる一瞬。
自然のなかにおさまったような感じ、でしょうか。
人は季節やその日一日の変化を感じながら、ゆっくりとした時間の流れを楽しんできたんじゃないのかなぁ。
・・・ときに厳しくなる自然と共にある暮らしは、それほど楽しんではいられないか。
豪雪のあと こんなに素敵な景色