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素足で暮らせる 木の家

住宅設計では構造を木造にする場合が多い。予算的なことも含めて、住まいには最適だと感じます。
せっかく木で創るのなら昔の民家のように木組みも見せたい。設計も施工も数段むつかしくなりますが、そこは腕の見せどころ。

 人が直接触れる床の素材は特に気を遣います。樹種、産地、材の厚さ、塗装の有無など住む人に合わせて決めていきます。

 無垢の木の床にはスリッパや靴下は似合いません。どうぞ素足で暮らしてみてください。

 木で創られた空間は人を優しく包み、温かさや涼しさを感じさせてくれます。
木は呼吸し時間の経過とともに変わり、そして短所と長所を併せ持っています。人と同じなのです。

 かく言う私の自宅は鉄筋コンクリート造。しかも内外とも打ち放し。何故でしょう?
仕事場は木造で設計しています。ともに快適です。

 

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ニューハウス誌 
ホームメイク木の家2、ムックNo.86に広陵町の家(奈良県北葛城郡)が掲載されています。

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