京都府産材の檜・杉材を 大工さんが墨付けをして手刻みで加工したモダン和風のお住いです。 敷地は広く、建物の面積も少し大きめで、ゆったりとした間取りです。         二間続きの座敷の北側に生活スペースであるLDKがありますので、間に中庭(光庭)を設けてLDKにも陽射しと光を導きます。 光庭の座敷側には渡り廊下を設・・・

  建物は西陣地区の少し南に位置し、美容室を営む、店舗併用二世帯住宅です。 屋根・外壁には瓦・杉板に代えて金属板を用い、路地・坪庭・犬矢来・格子・簾・暖簾など、町家を形づくる要素を一つずつ見直しながら再構成しました。 平入りの屋根や庇が作る町並みの水平ラインと深い陰影、格子や犬矢来が作る垂直ラインと縦の影を意識しながら、街路に面した「表・(おもて・・・

木造平屋建て 延べ面積52.17㎡(約16坪)の小さな小さなお住いです。 敷地の東側は大きな公園で、陽当り・風通し・眺望が期待できる、とても良い立地です。 東側の敷地境界線に対して平面的に建物を45度傾け、残った空間をスチールの目隠し格子で囲って中庭を作りました。 外観デザインのポイントになる縦格子は、スチールの扁平パイプ使い、亜鉛メッキとしています。  ・・・

建物の幅 4.6m、奥行き32.7mの木造平屋建て バリアフリー住宅です。 スロープで玄関までアプローチすれば、あとは基本的に床の段差はありません。 敷地の空き状況やデザインにもよりますが、屋根の庇、軒の出の深い住まいには安心感があります。 雨の日にも窓を開けることができ、雨を感じ 楽しむことができるのはありがたいことです。 屋根材:ガルバリウム鋼板、外壁・・・

京田辺市の住宅地に建つ、延べ面積30坪強のお住まいです。外観は、軒を深く出し、高さを抑えて陰影を与えます。薪ストーブの煙突がアクセント。市販のカーポートは使いたくないので、ガレージの上屋も建物とともにデザインします。建物内部は、自然素材を使いながらできるだけシンプルに、そしてすっきりと。陰を意識し、明るいだけではない照明の「灯り」に、夜の室内には安らぎの空・・・

人のつながりや思いやり、責任感にささえられ、よい建物が完成しました。 少し距離のある現場でしたので、打ち合わせや監理は一日がかりです。 でも、人情味あふれる建て主さんご夫妻や、協力的な大工さんのおかげで、 さまざまなトラブルも乗り越えることができました。 建物全体のコンセプトカラーはグレーです。 あまり無機質にならないよう、格子は無垢の木を使い、木目が見え・・・

京都 東寺の近くに建つ、延べ面積126.20㎡(38.18坪) 木造2階建て 一部鉄骨造の都市型住宅です。 建て主さんも建築のプロですので、細かな部分まで配慮の行き届いた、設計・施工が実現できました。 敷地内に母屋と借家が建て込んでおり、採光・通風に有利な2階に、主な生活スペースであるLDKを配置してあります。 玄関建具にはベイヒバの無垢板を張っています。・・・

木造住宅の外壁材の選択は常に大きな課題となりますが、この建物は外観の全周囲が見えるという特殊な立地条件でローコストとデザイン性を両立させた大判のサイディングを使用しました。割付や端部の処理を考慮することによりセメントパネルのような仕上がりになっています。   構造材である柱、梁を古民家のように真壁造りとしてすべて現し、壁面を左官材ではなくシナベニ・・・

 構造材、仕上材とも全て国産スギ材を使った「木の住まい」。 敷地面積は18坪。1000万円台のローコスト3階建住宅です。 ・・・

敷地面積12坪、建坪7坪の狭小木造3階建住宅です。 総工費1000万円台のローコストでもあります。 家族4人が楽しく暮らせ、車も敷地内に駐車できる設計です。 ロフトのある子供室 道路側をあえて閉じた、落ち着きのあるリビングスペース 吊戸棚のないオープンなキッチン 床はテラコッタタイル貼り 小物棚は壁に埋め込んである 板張りのアプローチ 階段から入るトイレの・・・

外観 土間、畳、吹抜、勾配天井等、京都の町家のデザイン要素をアレンジした なつかしさの感じられる住まいです。 オープンエアーのデッキ ヤマボウシとエゴノキが植えてある。 デッキを外側から見る 目隠し板はヒノキの床材を使用している。 建物の一部として考えられた駐車場 ガラス屋根とし、 アプローチを兼用している。 玄関土間 奥は畳を敷いた接客スペース 家族室の・・・

1987年竣工した内外ともコンクリート打放しの自邸です。 大きなワンルームを堅牢なBOX構造で確保し、 家族の成長や変化にあわせ、 必要に応じて空間を分割するという考え方。 ・・・

間口4メートル、面積20坪の狭小敷地に建つ 鉄骨造3階建て住宅です。 外観 金属とコンクリートで構成される。 門扉として木製の格子戸を設置する予定。 アプローチ(通り庭) 玄関までの半屋外のスペース。 玄関は狭いので下駄箱は壁に埋め込んである。 左側の壁面には鏡を張っている。 1F多目的室 普段は玄関ホール、接客スペース として使用。 天井までの大戸を閉め・・・

外観 鉄骨造3階建ての都市型住宅です。 ガラス屋根をかけた吹抜から光がふりそそぎます。 ・・・

外観 梁や床板にスギ材を使ったシンプルな住まいです。 無垢材の感触が心地良いローコスト住宅です。   ・・・

外観 間口が狭く、奥行きが長い京都特有の敷地。 明るく、広い中庭と、美しい丸屋根がみどころです。 ・・・

土間を生活の中に取り込んだ住まいです。 床下に放熱器を設置した、優しい暖房で、 冬はほんのり暖かく、快適です。 吹抜から家族室を見下ろす 建具の横には床下暖房の吹出し口が見える キッチンから中庭が見通せる 鏡の裏は収納と間接照明 坪庭に面した浴室はベイヒバ板張り 建具を開け放して家全体を見渡す 土間を見下ろす(床材は敷瓦) 寝室床材は吉野ヒノキの無垢材 屋・・・

大津にある園城寺(三井寺)は、桜や紅葉がきれいですが、金堂の檜皮葺き屋根も美しいと思います。 建物正面から少し離れてご覧ください。 あの大きなスケールの屋根をなんと かろやかに、そして流麗にみせていることでしょう。 少し高い位置に取り付けられた高欄も良いバランスです。 時代を超えた棟梁の、デザイナーとしての力量に敬服するばかりです。   &nbs・・・

左官の壁は、日本建築の象徴です。 割り竹を縦横に組み、縄を巻き、藁すさの入った壁土を塗り込みます。 下塗り、中塗りの後、できれば一年くらい乾燥させて仕上塗りを施し完成です。 ソリッドで、芯までそのものである土壁は、拳骨で軽く叩くと心地良い音が返ってきます。 伝統建築の特徴は粘り強いこと。軸組みが斜めに傾きながら地震の力をいなします。 それには柱と柱の間を横・・・

実物大の図面を原寸図といいます。 近代建築では、原寸の立面図を作成する機会はあまりありませんが、寺院建築では必ず原寸図を描き、屋根の垂れ方、軒先の反り方、細かな部材の寸法、構造材の納まりなどを確認し、図に合わせて型板を作り、その型板を材木に当てて削り出していきます。 こんな仕事を知ってしまえば、大工はやめられないでしょう。 できることなら設計だけでなく、技・・・

丸柱と枡組のオブジェが目印の外観 とろろ昆布のような鉋屑。 匂いも嗅げます 神戸の竹中大工道具館では、現在「削る」をテーマに、鉋(かんな)の特別展を開催しています。 日本の大工技術の素晴らしさは申し上げるまでもありませんが、それは大工道具の進化にささえられています。 鉋だけではなく、板材を拵える大小の鋸(のこぎり)、仕口の細工を彫る鑿(のみ)など、種類の多さ・・・

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